ComfyUI ワークフローの基本概念と使い方
ワークフロー(Workflow)とは?
ワークフローは ComfyUI の最も重要な概念です。簡単に言えば、複数のノード(Node)を接続して構成されるグラフィカルインターフェースで、AI画像生成の全処理過程を表現します。レゴブロックを組み立てるように、異なる機能を持つノードを組み合わせることで、様々なAI画像生成効果を実現できます。
ワークフローの基本構成
典型的なワークフローは以下の要素で構成されています:
- ノード(Node):各ノードは特定の機能を表します(モデルの読み込み、画像生成など)
- 接続線(Connection):ノード間を結ぶ線で、データの流れを示します
- 入出力ポート:ノード上の小さな円で、紫色は入力、オレンジ色は出力を表します
ワークフローの作成方法
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ノードの追加:
- キャンバス上で右クリックすると、ノードメニューが表示されます
- 検索ボックスにキーワードを入力して必要なノードを検索
- 必要なノードを選択すると、キャンバス上に表示されます
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ノードの接続:
- マウスでノードの出力ポートから別のノードの入力ポートまでドラッグ
- 接続するポートの種類(色)が一致していることを確認
- 誤った接続は赤色で表示されます
ワークフローのインポート/エクスポート
エクスポート方法
- JSONファイルとしてエクスポート:
- 右上の「Save」(保存)ボタンをクリック
- 保存場所を選択すると、.json形式で保存されます
- ワークフローの共有:
- 共有したいノードを選択
- 右クリックで「Copy」を選択
- コピーしたテキストを他の人と直接共有できます
インポート方法
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JSONファイルのインポート:
- .jsonファイルを ComfyUI 画面にドラッグ&ドロップ
- または右上の「Load」ボタンをクリックしてファイルを選択
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クリップボードからのインポート:
- 他の人が共有したワークフローテキストをコピー
- ComfyUI 画面で Ctrl+V(Macの場合は Command+V)で貼り付け
実用的なテクニック
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ノードの整理:
- スペースキーを押しながらキャンバスを移動
- マウスホイールでキャンバスの拡大/縮小
- 複数のノードを選択して一括移動可能
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クイック操作:
- Alt キーを押しながらノードをドラッグすると複製
- ノードをダブルクリックでパラメータの素早い編集
- Delete キーで選択したノードを削除
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よく使うテンプレートの保存:
- 頻繁に使うワークフローをテンプレートとして保存
- 必要な時にインポートして再構築の手間を省く
よくある問題と解決方法
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ノード接続のエラー:
- ノードの種類が適合しているか確認
- 必要な入力ノードがすべて接続されているか確認
- エラーメッセージを確認
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ワークフローが実行できない:
- 必要なモデルがすべて読み込まれているか確認
- パラメータ設定が正しいか確認
- コンソールのエラーログを確認
アドバイス
- 簡単なワークフローから学習を始めることをお勧めします
- 他の人が共有しているワークフローを参考にしましょう
- 様々なノードの組み合わせを試してみましょう
- ワークフローは定期的に保存することを忘れずに