H3 Ripple: 編集した1フレームをH3ショット全体へ伝播するLoRA
H3 Rippleは、手作業で編集した1~2フレームの変更をショット全体へ伝播させるMiniMax H3用LoRAです。外部エディタでの編集とローカルQwen編集の両方に対応したComfyUIワークフローを用意しています。
アンカーは変更したいフレームに配置します。H3 Rippleはその周囲のフレームにも同じ編集を適用します。
H3の編集ルートの多くは、テキストプロンプトを書いて変更内容を言葉で説明する方式です。Rippleはその逆を行きます。説明は画像の中に宿ります。クリップを読み込み、対象のフレームをマークし、エクスポートして通常の静止画と同じように編集し、結果をマーカーへアップロードすると、ノードが編集をショット全体へ伝播させます。伝播用プロンプトはデフォルトのままです。何が変わったかは、言葉で説明されるのではなく画像としてモデルに提示されます。
2つのワークフロー
付属のComfyUI-WepeNerdノードパックには、2つのグラフが同梱されています。
| ワークフロー | 編集方法 | デフォルト |
|---|---|---|
| Ripple Simple | アンカーフレームをダウンロードし、任意のエディタで編集して結果をアップロード | 90フレーム / 3.75秒、アンカー1つ |
| Ripple Local Editor | Qwen Image 2.1の2つのブランチがグラフ内でアンカーを編集 | 124フレーム / 5.17秒、アンカー2つ |
ローカルエディタのルートでは、Qwen Image 2.1とそのテキストエンコーダー、VAEが必要で、動画のレンダリング前に25ステップ、euler、simple、CFG 1で編集を実行します。どちらのダウンロードにも、すべてのファイルと配置先フォルダーを示すモデル・セットアップカードが付属しています。重みはComfyUI/models/loras/H3/に置き、どちらのワークフローもRippleと併せてH3 Turbo 4-step LoRAを前提としています。
設定
どちらのグラフもRippleとTurboをそれぞれ強度1.0で実行し、H3のサンプリングは4ステップ、euler、simple、CFG 1、出力は1 MP、24 fpsです。Ripple Clipが動画、タイムウィンドウ、サイズとクロップ、アンカーの配置を担当し、Ripple Applyが伝播を行い、Ripple Outputがソースと結果の比較と並べて結果を保存します。
アンカーはウィンドウ内のどこにでも配置できるため、特定の瞬間にしか意味を持たない編集にこのツールは役立ちます。その代わり、アンカー同士が一貫している必要があります。モデルカードでは、編集するフレーム間でフレーミングと構図を揃えるよう求めています。Rippleはそれらを同一の被写体を捉えた複数のビューとして読み取るためです。
シーンと被写体の編集: 環境と動物の両方がアンカーフレームから置き換えられています。
プロジェクトのデモリールの一部で、製品の置き換えやキャラクターの再キャスティングの例も含まれています。
制限
作者は失敗しやすいケースについて率直に述べています。速い動き、オクルージョン、大きな視点変化があると、編集をショット全体へ伝播させるのは難しくなり、生成済みのフレームでは意図した編集以外の詳細が変化することがあります。これがこの手法の正直な姿です。手を加えていない領域をそのまま残すようモデルを制約するものは何もなく、モデルはアンカーが示す場所に編集を再現し、それ以外は再生成します。
入手方法
このLoRAはHugging Faceで2026年10月30日に公開されており、ワークフローとセットアップガイドはプロジェクトページにあります。完全なH3 FL2VA環境、すなわちdiffusionモデル、テキストエンコーダー、動画VAE、そしてワークフローが前提とするH3 Turbo LoRAが必要です。ノードパックは作者自身のComfyUI-WepeNerdなので、セットアップ全体はカスタムノードを1つインストールし、H3の重みを用意するだけで完了します。
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