Stability AI が Stable Diffusion 3.5 Large ControlNet モデルをリリース
Stability AI は本日、Stable Diffusion 3.5 Large 専用の新しい ControlNet モデル3種をリリースしました。これらのモデルには Blur、Canny、Depth が含まれており、クリエイターや開発者により精密な画像生成制御機能を提供します。
新しい ControlNet モデルの特徴
Blur ControlNet
- 8K や 16K の超高解像度画像の拡大に対応
- 低解像度画像を大規模で詳細な視覚作品に変換するのに最適
- 128〜512 ピクセル間での画像分割処理を推奨
Canny ControlNet
- Canny エッジマップを使用して生成画像の構造を制御
- イラスト制作に特に適していますが、様々なアートスタイルにも対応
- 画像の輪郭と構造を正確に制御可能
Depth ControlNet
- DepthFM で生成された深度マップを使用して画像生成をガイド
- 建築レンダリングや3Dアセットのテクスチャ制作に最適
- 画像構図の正確な制御が必要なシーンに特に有用
Stable Diffusion 3.5 Large ControlNet のライセンス
これらのモデルは Stability AI コミュニティライセンスの下でリリースされ、主な特徴は以下の通りです:
- 科学研究を含む非商用利用は無料
- 年間収益が100万ドル未満の商用利用は無料
- 生成されたコンテンツの所有権はユーザーに帰属
技術的な推奨事項
これらの ControlNet モデルを使用する際の推奨事項:
- ControlNet の強度は 0.7-0.8 から調整することを推奨
- Euler サンプラーを使用し、ステップ数を増やす(50-60ステップ)とより良い結果が得られます
- 特に Canny モデルを使用する場合、より多くのステップ数でより良い結果が得られます
セキュリティへの取り組み
Stability AI は安全で責任ある AI の実践に取り組んでおり、モデルの悪用を防ぐための対策を講じています。セキュリティに関する詳細情報は、セキュリティページでご確認いただけます。
Stable Diffusion 3.5 Large ControlNet のリソース入手
これらのモデルは現在 Hugging Face でダウンロード可能で、ComfyUI または独立した SD3.5 コードベースで使用できます。
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今後の展望
Stability AI によると、Stable Diffusion 3.5 Medium (2B) バージョンのバリエーションや新しい制御タイプを含む、さらなる ControlNet モデルが開発中で、今後順次リリースされる予定です。
年間収益が100万ドルを超える組織は、Stability AI に連絡してエンタープライズライセンスを取得できます。詳細情報や問題報告については、以下の連絡先をご利用ください:
- セーフティ関連:[email protected]
- 技術セキュリティ:[email protected]
- プライバシー関連:[email protected]
- ライセンス関連:https://stability.ai/license
- エンタープライズライセンス:https://stability.ai/enterprise